<Header>
<Author: 錢起>
<Title: 送僧歸日本>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 僧の日本に歸るを送る>
<BookPage: 434>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
上國隨緣住，
來途若夢行。
浮天滄海遠，
去世法舟輕。
水月通禪觀，
魚龍聽梵聲。
惟憐一燈影，
萬里眼中明。
<End Poem>
<Translation>
この中国に仏緑に導かれて住んだあなたは、渡唐して来た途中の海路は、ちょうど夢の中の旅のように、はるかに、あてどないものであったろう。今、ここに空のはてに浮かんでいるように、、舟は大海はるかにこの中国を離れて行けば、ちょうどこの俗世を離れ去って、仏法の舟は天上に浮かぶかと思われる
ほど軽々と見える。

澄みきった水の色や月の光は、あなたの静寂な境地に似ており、海中に棲む魚や竜も、あなたの清らかな読経の声に耳をすましているであろう。あなたがかかげる一つの仏法の灯の光によって、万里の暗黒の大海が、あなた自身の心眼中において、明るく照らし続けられるだろうことを、わたしはひたすらにほ
たたえよう。
<End Translation>